マシュー・バーニー展 2005年7月2日〜8月25日 金沢21世紀美術館

開館時間:午前10時〜午後6時、金・土曜日は午後8時まで
休館日 :7/4、11、19 夏休み期間中無休(7/20〜8/25)
当日料金:大人 展示作品1000円 + 映像作品1000円

この展示会は、日本をテーマにした新作の世界に先駆けてのプレミア発表となります。新作の「拘束のドローイング9」は、「捕鯨」と「茶道」といった日本の文化をテーマに、映画、彫刻インスタレーション、写真など多彩なメディアで展開される作品です。映画撮影は日本ロケを中心に行われ、日本文化に対する新鮮なビジュアル解釈がなされています。
またパートナーであるアイスランド出身のボーカリスト、ビョークが映画音楽と展示インスタレーションの音楽を担当。バーニーと映画において共演するなど、話題を呼ぶ内容となっています。

「拘束のドローイング」には、そのタイトルから連想されるように、ドローイングを行う際に身体に拘束、制限を与え、そこから生まれる未知の形に挑戦するという意味があります。人間の身体をそれを取り巻く世界、あるいは身体内での活動、エネルギーの問題を主題とする作品なのです。
クールな視点でとらえられた日本の風景やバーニーとビョークが鯨に変身する華麗な場面による映像、展示空間をうめるダイナミックな彫刻、金沢21世紀美術館という円形で透明な建物の中でで心躍る光景が展開されるでしょう。 [プレスリリースより]

ちらし ← 金沢21世紀美術館でもらったチラシ

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絵:拘束のドローイング
マシュー・バーニー 拘束のドローイング展
拘束のドローイング
MATTHEW BARNY

1967年サンフランシスコ生まれ
イェール大学で医学、美術、体育を学ぶ
フットボール選手の特待生や
ファッション・モデルなど多彩な経験を経て
1991年サンフランシスコ近代美術館での個展以降
映像と彫刻を中心に活発な制作活動を展開
近年注目を集めた映像作品「クレマスター・シリーズ」では
作品の中で用いた彫刻のインスタレーションなども発表している

1993年ヴェネツィア・ビエンナーレ
アペルト部門で「ヨーロッパ2000」賞
1996年にはグッゲンハイム美術館「ヒューゴ・ボス」賞を受賞
鯨
映像作品「拘束のドローイング9」
金沢21世紀美術館配布解説より(詳細を含むので知りたくない方はご注意)

「拘束のドローイング9」は、会話のない映像作品である。この作品
は映像と音楽が織りなす、むしろオペラのような抽象的なおとぎ話で、
日本の捕鯨文化や茶道、化石燃料の歴史や鯨油などエネルギー源の変遷
からも構想を得ている。バーニーは最初、彫刻をつくる場所として捕鯨船
を選び、これを動かす作法を参照するものとして茶道に関心をもった。
瀬戸内海や四国、九州など日本の美しい海や島々がロケーションに選ばれた。
「拘束のドローイング9」の物語は、端正な手つきで贈り物を包む女性の手元
のクローズアップからはじまる。
第二次世界大戦後、捕鯨の解禁を許可したマッカーサーへのお礼の手紙が歌で
流れている。かつて長崎にあった出島の一部で多くの労働者がフレンジングデッキ
(鯨を引き揚げ解体する場所)をつくっている。
次の場面は、日本のとある石油精製所を舞台とした行進とともに始まる。
高温のワセリンを積んだタンクローリーのトップには青い房飾りが八方に広がるよう
につけられ鯨の潮吹きを連想させる。行列は牛、馬、鹿、イノシシなどの群れと阿波踊り
の一群に伴われ見物人に迎えられて巨大な捕鯨船のわきに到着する。油脂は港に停泊する
船に運ばれ、後甲板上の巨大な鋳型の中へと注ぎこまれる。船は南極洋に向けて出発する。
油脂は波にゆられながら凝固してゆきその表面は絶えず変化する海の状態を反映するかのよ
うにみえる。
船の近くで海女達が海に浮かぶ 竜涎香 [りゅうぜんこう ] (鯨の体から排泄され、香のもととなる不思議な物体)を
見つける。竜涎香は船に引き上げられ、その香りで船を満たす。一方で男女が小舟にのって別々の場所から
船にやってくる。彼らは毛皮で出来た日本の婚礼衣装に着替え、船の茶室に招き入れられる。
甲板上に置かれた油脂の鋳造物の状態が刻々と変わる様子は、このあと茶室ではじまるラブストーリーに映し出される。
茶会の亭主が差し出す茶を作法どおりにいただきながら、若いカップルは恋に落ちる。船の航行とともに茶室そのものが茶碗と
化すかのように、温かい液体、油脂が室内を徐々に満たしていく。
甲板では油脂の鋳造物から拘束のバーが取り除かれ鋳型をはずされる。解放された油脂はゆっくりと甲板の上に広がっていく。
茶室の男女の思いは高まり、液体に包みこまれ、フレンジングナイフで互いの下肢を切り合ううちにその姿がゆっくりと鯨に
変わる。南極海の氷山の間を航行する捕鯨船、二頭の鯨が船から去っていく。
最後に出島のフレンジングデッキの片方が崩壊していく、絶えざる新生と崩壊、変容のテーマを案じしながら映画は終わる。
金沢21世紀



マシュー・バーニー
Q:マシューさん、今日から個展が始まりましたが、いかがですか?
A:金沢21世紀美術館が始まったばかりの時にここに来られて嬉しく思っています。

Q:なぜ捕鯨をテーマにしたのですか?
A:私が今回日新丸を選んだ理由は、私の彫刻言語と日本のローカルな神話あるいは文化を結びつける器として選びました。

Q:クジラに対しての印象はお持ちですか?
A:クジラというのものは、皆さん非常にロマンティックなイメージをもっていると思いますが、
人間というのはクジラの中にすっぽり入るわけです、ですからこのモデルを活用することは私の彫刻の手法に非常に役に立ちます。
といいますのは、私の彫刻言語をこのホストとなっている器(日本)の中に入り込んで、私の彫刻言語が日本というホストの物事をすべて吸収して、そして違うものに変換するということが可能になるからです。

BS週間シティ情報より *同時通訳を文に置き換えるために、言い回しなどをやや調整しました。

LINK :: DR
drawing restraint.net
bjork.com DR9
Imagine Cafe Björk



マシュー・バーニーbjorkbjork matthew



拘束のドローイング 9 サウンドトラック

発売中2,548 yen
UICP-1062


収録曲
01. gratitude
02. pearl
03. ambergris march
04. bath
05. hunter vessel
06. shimenawa
07. vessel shimenawa
08. storm
09. holographic entrypoint
10. cetacea
11. antarctic return


笙奏者の宮田まゆみさん参加→