
黄色いファイバー糸がフレームを覆う、ひときわ鮮やかなドローイングが収められたアクリルケースは、前の展示室から続くDR8のうちのひとつです、「拘束のドローイング」と名付けられた作品です。
ドローイングには「フィールド・エンブレム」という楕円形の中心には横棒がはいったものが描かれています。
この楕円形は身体を、そして横棒には体に与えられた拘束を意味するシンボルです。
また別のドローイングには、この「フィールド・エンブレム」の立体版から横棒が取り除かれている場面が描かれ、DR9では拘束が解かれることを予言しています。
このアクリルケースの下には、油脂にまみれた白いプラスティック製の鯨の背骨が置かれています。
また、映像作品から撮られた写真には捕鯨船と船上で働く人々の姿があり、DR9の物語のプロローグともなっています。
拘束のドローイング9:西洋の客人の皮剥ぎ
DRAWING RESTRAINT 9 : Flensing of
the Occidental Guest
2005
拘束のドローイング8:拘束のドローイング
DRAWING RESTRAINT 8 : Drawing Restraint
2003
拘束のドローイング9:日新丸
DRAWING RESTRAINT 9 : Nisshin Maru
2005
金沢21世紀美術館解説より